お墓参り

こんにちわ!本社営業部の中川です。

お盆休みに入りお墓参りにいかれる方もたくさんおられるかと思いますが、その時に恥をかかないためにマナーや作法を知っていると役に立ちますよね。
もちろん宗派や宗教の違いもありますので一概に正解はないのかもわかりませんが、一般的なお墓参りの作法がありましたので載せておきますので参考にしてください。

お墓は、亡くなった先祖たちの菩提(ぼだい)を弔い、供養するためにあります。ですのでなるべくこまめに顔を見せ、故人やご先祖様の冥福を祈り感謝すると共に、家族の近況などを報告しましょう。

お墓参りには作法、すなわちマナーやタブーが存在します。順序として、まず手を洗って清め、お墓に向かって一礼し、掃除に取り掛かります。もしお墓が菩提寺などの寺にあるようでしたら、最初に本堂、ご本尊様にお参りします。次にお墓の周りの雑草を抜いたり、ゴミを拾ったりします。お墓自体も綺麗にし、掃除終了です。

次はお供え物やお線香をあげます。柄杓でお墓に水をかけて清め、線香を焚きます。花は対で花立てに入れてお供えするのが理想ですが、1本の場合は向かって左側に置きましょう。最後に手を合わせ、冥福を祈り、故人に話しかけます。

以上が簡単な流れです。順序を確認したら、持ち物を見ていきましょう。ほうき、ちりとり、バケツにスポンジや雑巾などを持って行きます。手桶や柄杓はお墓によって貸してくれる所もあります。雑巾は水拭き用とから拭き用を用意します。スポンジを選ぶ際、金属製のものは避けましょう。文字の部分を磨くのに歯ブラシが適しています。落ちにくい汚れにはたわしを使うか中性洗剤を水で薄めて使うと良いでしょう。間違っても酸性や塩素系の洗剤は使わないようにしてください。

食べ物をお供えする場合には半紙を敷くのですが、これには折り方が二つあります。まず縦長になるように置き、右上の角を左手前に折ります。その時に左下の角とずらし、Lの字が二つ出来るようにします。それをひっくり返し、折り目を奥に、先を手前に、ちょうどWの字になるようにし、お供え物を置きます。もう一つの折り方は、縦長に置いた紙の右上の角が底辺の真ん中から飛び出るように折ります。その時に、左下の角も折り重ねた脇からはみ出るようにします。そして折り目が奥のまま向きを整え、その上にお供え物を置きます。

お供え物についてマナーを気にする方もいますが、特に禁止されている物はありません。故人が生前好きだったものをお供えするのが良いでしょう。ただし、お酒をかけるのは墓石が化学変化によって劣化してしまうため、やめた方が良いでしょう。また、缶も墓石の劣化の原因になります。

お線香のあげ方ですが、真言宗、天台宗、禅宗、浄土真宗、日蓮宗などで本数や意味などに違いがありますので、正しい方法を、という方はご自分の宗派を調べるか、菩提寺のお坊さんに尋ねると良いでしょう。火のつけ方は、まずマッチでロウソクに火をつけ、それで束の(または半分の)線香に火をつけて、手で消します。マナーとして、息を吹きかけるのは厳禁です。口は仏教で汚れやすいものとされているからです。そして線香を人数分に分けます。線香は、こちらもマナーとして完全に燃やしきりましょう。

お祈りは墓石よりも頭を低くするのが決まりなので、しゃがむようにします。手の合わせ方は、二通りあります。ぴったりと合わせる方法と、密教(真言宗、天台宗)で用いられる、互いの指の間に指を交差させる十二合掌です。

お墓参りが終わったら、ゴミなどが残っていないか再確認し、お供え物は腐ったりカラスなどがたかる原因になりますので持ち帰りましょう。花は持ち帰りませんので、お供えする時に短く切っておきます。持ち帰ったお供え物は、みんなで食べるのが良いです。

上記で紹介したことは形式的なマナーや作法になります。
もちろん作法やマナーも大切ではありますが一番大切なことはご先祖様や故人に対しての感謝の気持ちだと思います。

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