こんにちは、サポート部の吉川です。
『秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる』
いきなり何だという書き出しになってしまいましたが、これは古今和歌集のとある歌です。
「秋が来たと、目ではっきりとは見えないけれど、風の音で秋の訪れにハッと気づかされました」というような意味です。
少し前から、お昼休みに外に出ると、この歌が頭をよぎるようになりました。
風が吹いた瞬間、髪の毛がボサボサになるだとか、服がまとわりつくだとか、咄嗟にはそんな思いしか出てこない私ではありますが、この歌を詠んだ歌人のように、日常の些細な変化にもっと気づけるようになりたいなあと思います。
毎日同じことの繰り返しだと思っていたとしても、色々なところで、少しずつではありますが、変化は確実に起こっています。
明日はどんな変化に気づけるでしょうか。陽が落ちる早さでしょうか?すれ違う人の服装でしょうか?
日々の変化を楽しむことで、毎日が新鮮で、わくわくした気持ちになれるのだと思います。
毎日楽しい吉川でした!